Demeanor.co 教育とエンタメの融合についても語る
概要
ストーリー
細かい機能
マネタイズ
64$の買い切りのようです。
考察
今回紹介したのはインフルエンサーによるインフルエンサーになるための教育コンテンツ提供のプラットフォームでした。
日本で知っている人は少ないかもしれませんが相当このジェイクポールはやり手のようですね。Vineからyoutubeなど様々なSNSに進出し、1700万のyoutubeチャンネル登録者がいます。 (日本国内最強youtuberのヒカキンさんは677万です。)
兄もyoutuberとして有名で、青木ヶ原樹海の遺体を投稿して炎上したというニュースもなんとなく聞き覚えがあります。
さぁ肝心なサービスについてなのですが…
半端なインフルエンサーやセルフブランディング記事から学ぶよりは大物から学んだ方が良い!というのはわからんこともないですね。
憧れている人を目指すためにその人から指導を受けられるのは幸せなことかもしれません。動画のプロですから面白く伝えてくれそうですし。
コンテンツはタイトルしか情報がなかったのでそこから推測するしかありませんが、まぁ比較的一般的なことなのかと。結局当たり前のことを当たり前にするのがバズるコツなのか…??
「こんなの結果論だろ!」とツッコミを入れたくなるのはどんなビジネス書でも一緒ですね。
うーん。
大した考察ができませんでした。
最初はインフルエンサーが学校の勉強とかを教えてくれるやつなのかなと思ったんです。言ってしまえば情報商材っぽいですねこれは。
イメージしていたのはソフトバンクの「私立スマホ中学」というやつ。
こちらも学校の勉強というよりも、芸能人やインフルエンサーがそれぞれが考える人生論みたいなものを話すコンテンツのようです。
学習とエンターテイメントの両立は本当に難しいですよね。
ゲーミフィケーション(ゲームの要素を取り入れる)も注目を浴びていますが、所詮ゲーミフィケーションは有効な”外発的動機付け”であって本質的な”内発的動機付け”には繋がっていないと思います。
マンガ日本の歴史とかマンガで学ぶシリーズは結構いいと思います。”文字を読む”という認知的な負荷を抑えつつ、デフォルメすることでとっつきやすく、本質的な面白さを伝えやすくする効果があるんです。
でも本質的に面白くないもんもありますからね。中高の化学みたいな暗記ゲーみたいな教科だと。大学で理解が進むと面白いはずですけど。
本当に難しいものです。
久々の投稿がこんな感じですみません。
Papa レンタル孫サービス??
この経験から”普段介護が必要なほどではないのだが、たまにお手伝いが必要な老人” と、その手伝いをする人のマッチングの可能性を見出したそうです。
機能
使い方は3ステップです。
1.チャットや電話でPapaの管理スタッフと相談し、どのようなお手伝いが必要かを決める
2.電話、メール、アプリなどからリクエストを送る。
3.Papa Pals(大学生スタッフ) がやってくる。
という流れになっています。
image credit: papa
頼めるお手伝いは基本的にはなんでもです。
例として上げられているのは、
・掃除、買い出し、洗濯、料理 などの家事手伝い
・美容院や銀行までの送り迎え
・散歩の付き添い、一緒にボードゲームをしたり本を読んだり。
・パソコンやスマホの使い方を教えてもらう
などなどです。
Papa Palsと呼ばれる大学生スタッフの多くは介護や、社会貢献活動、福祉について学んでいるそうです。
また、犯罪歴や交通違反歴などが調べられるだけでなく、人格テストも行われ信用できる人物のみが採用されています。
最も多いニーズは運転だそうです。
既存のホームケア事業者が最低1時間からの受付となっているために頼めず、
Uberでは本当に送り迎えだけで買い物の手伝いなどはしてくれない
という課題をPapa Palなら解決してくれます。スーパーまで運転してもらい、買い物に付き添い荷物運びまで手伝ってくれるのです。
マネタイズ
現状提供しているサービスでは、1時間15ドルで送り迎えのコースと、家事手伝いのコースを提供しているようです。
学生さんは3時間くらいの勤務で20ドルから30ドルもらっているそうなので、だいたい1時間5ドルは企業の利益になっているでしょう。
やや一般のバイトよりはわりが悪いかも?
展望
2018/6時点ではフロリダのみのサービス提供にはなりますが、徐々に拡大して行く見込みだそうです。
考察
ブログエントリーではレンタル孫サービス?とやや悪意のある言い方をしてしまいましたが、独居老人の困りごとや寂しさを救うという点で非常に社会的意義のあるサービスだと思います。
比較的時間のある大学生をスタッフとして雇うことで、ホームケアサービスと比較しての利便性や安さを実現すると同時に孫に会えるというような体験をうまく作り上げています。
ちょっと割の悪いバイトになってはいますが、福祉に感心のある学生ならば良い経験になるのではないでしょうか。
見ていって引っかかったのは3つくらい。
1.お年寄りにどうやってこのサービスを広めるのか。
サービス加入後は、電話でもチャットでもアプリでもと使えるツールを用いてPalを呼ぶことができるようになっており、お年寄りでも難しくないようになっています。
しかし、最初にこのサービスまでどうやってたどり着くかが問題です。日本ならリハビリみたいな老人が集まるところに広告出したり、老人会婦人会にツテを作ったりするのかな?
お年寄りがスマホを使えないことがボトルネックになってるサービスはいくつもあるんだろうと思います。
2.独居の寂しさを慰めるためにお金を払うことについて。
それこそJKお散歩みたいな感じがしてメンタルブロックが強そうです。しかし、独居老人にとってはお手伝いが助かるのはもちろん、会話相手ができることの喜びも本当に大きいんじゃないかなぁと思います。
タクシーの運ちゃんと仲良なって買い物も手伝ってもろたねん みたいな感じになるといいんですが。
お年寄りのためのフードデリバリーは現在でも多少流行ってると思います。ご飯持ってくるついでにちょっとおしゃべりしたりお手伝いしたりしてくれるみたいにできないかなと。
おしゃべりするから1000円アップみたいなのは論外です。話し相手になってもらうためになかなかお金はプライド的にも財布的にも出せないと思います。だから息子夫婦が払う見守りサービスみたいな感じで食事配達でもウォーターサーバーでも掃除でもなんでもいいので口実つけてスタッフがお年寄りを訪問して話し相手になってあげるみたいなのはどうでしょう。
3.白タクなんだよなぁ~
日本じゃそのままはできませんね.... Uberが引っかかってるのと同じように送り迎えをタクシー以外がしてあげたら白タクになっちゃいます。
何か法律の抜け穴を探すか、送り迎え以外のところでバリューを見つけるかですね。でもPapaの場合は最大のニーズが送り迎えだそうなのでかーなり痛い。
勉強不足であれなんですが、なんで白タク規制っているんですか???
終わり
Meru Health スマホで鬱を癒すメンタルヘルスケアサービス
image credit: Meru Health
概要
プログラムと機能
マネタイズ
展望
“Many people achieve remission after eight weeks,” Ranta said. “Many people do get better and stay better. It’s surprisingly effective for many people. The core thing there is, in general, in psychological treatments, like psychotherapy and these mindfulness-based interventions, they tend to be more effective on a longer term keeping people better, not relapsing.”
考察
オンラインでのセラピーということで、skypeでセラピストと話すといったものをはじめ想像していましたが、基本的にはマインドフルネス(瞑想)をもとに自分で行うプログラムのようです。一見効果が薄いような印象を受けましたが、利用者はしっかりと効果を体感しています。
LeenaAI AIが会社での疑問になんでも答えてくれる...!?
概要
機能
image credit: Leena AI
それではこれらの機能はどういった仕組みで動いているのでしょうか?
マネタイズ
業績
考察
給与を払っている社員がコンディションを落としたり、仕事のせいで社員の心身の体調が悪くなったりするのは、未だ解決されていない社会的に大きな負だと思っているのでこの領域には個人的に注目しています。
Kobo360 トラック版Uber
image credit:cobo360
“An average trucker will make $3,500 a month with our app. That’s middle class territory in Nigeria.”
考察と感想
早くも2回目のアフリカのスタートアップでした。まだ発展途上ということもありたくさんの市場とチャンスが残っているようです。
物流サービスと聞くとやはり規模の経済が働きそうで、大手の力が強いような印象です。日本でも3社くらいしかないですし。
しかし、記事中にも引用したTechCrunchのインタビューによるとすでにナイジェリアの大手業者よりたくさんの運転手を抱えているとのことです。
それだけ運転手にとってこのサービスが与えるメリットが大きかったわけですね。
しかし、日本に入ってこられるかといえばまた微妙そうです。大手が強いですし。アフリカと同じく国土が広く地続きの中国では似たようなサービスのチャンスは大きそうです。事実正月に見たNHKの中国トラックドライバーのドキュメンタリーでは、帰りは空のトラックで長距離走って燃料費と時間を無駄にするという問題が語られていました。
今日はこんなところで。
Emptor 企業とローカル清掃業者のマッチングサービス
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プロジェクトの募集を書き、値段を設定する
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その募集を見た業者が連絡してくる
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マッチング成功
image credits: emptor.ai
このように応募業者の金額や質問への回答を見やすく並べてくれます。
But while it’s an attempt to try to bridge that gap between the company and a service provider, it’s one that many companies have tried to fill before. There are tools like Angie’s List and others for finding contractors, though Velker says those are primarily geared toward consumers — and some end up bending the apps in order to fill the needs they have for contractors without some kind of formal platform to use. Velker acknowledges the theory behind all these tools is pretty similar, though he hopes Emptor will be able to tackle the specific needs companies might have that he’s experienced himself.
考察
今回はtoBのマッチングサービスでした。探すのに手間がかかったり、難しかったりするものを簡単にするというマッチングサービスの構図は非常にわかりやすいですね。
採用や、恋人探しから始まり、教師やレストランなどあらゆるマッチングサービスがすでに存在しているように思えてしまいますが、それはto Cが中心でありまだまだto Bには参入の余地がたくさんあるかもしれません。
このサービスの成功の如何はどれだけ業者に登録させるかにかかっていると思いますが、ローカルにビジネスを展開している業者さん達がwebの活用に乗り出すハードルはどのくらいなものなのでしょうか...
応募が無く、利用者に使えないサービスだと思われたら一巻の終わりですよね。乱立する恋人マッチングサービスは特にこの問題が激しい印象です。
また日本に展開しようとすると、ローカルな企業同士の繋がりが大きな障害になってきそうだなぁとも感じました。
おしまい
CowryWise アフリカの若者のための家計簿アプリ
Now, with as low as N100, someone can sign on to its platform and begin to save, says CEO and co-Founder, Ahmed Razaq. “It is meant for everybody,” says Razaq. “The idea is that everyone can save and earn a decent interest on it.”
によるとナイジェリアのスマートフォン普及率は右肩上がりに増加しており、2015年に8割を超えています。モバイルシフトに合わせて、fintechの波が押し寄せてくるのはもはや必然ともいえるでしょう。
そんな中誕生したのがこのCowrywise。日本のPFMと比べて目を引いたのが信託銀行との提携により、投資利益をCowrywiseが得ていることです。
マネーフォワードも急成長している企業ですが収益モデルとしては個人課金・広告収入・金融機関向け情報サービスの3本であり、預金投資によって利益を得ている訳ではありません。
根拠はありませんが、金融機関と Fintech企業のパワーバランスの違いがこのような違いを産んだのかと。日本の銀行は強く、ナイジェリアのfintech企業は強い。
このような収益モデルだと個人課金を前提としないサービス作りができるのはとても素敵なことだと思います。無課金者に対する機能制限で嫌な気分にさせたり、目障りな広告を無理に表示する必要がないですからね。そもそもfintechサービスのお金を貯めるためにお金を使うことに拒否感を覚える人も少なからずいるのではないでしょうか。
個人課金がうまくいっている日本国内サービスはcookpadくらいなものというイメージでしたが世界的なトレンドはどうなんでしょう?これからのリサーチの際、頭の片隅に置いておこうと思います。
終わり。